海月姫1、2、3

海月姫(1) (KC KISS)

海月姫(1) (KC KISS)

海月姫(2) (KC KISS)

海月姫(2) (KC KISS)

海月姫(3) (KC KISS)

海月姫(3) (KC KISS)

話題だなぁと思いつつも読んでいなかった漫画。

キャラは濃いけど、「さえないメガネ少女だけど素材はいいのっ☆」て、結構オーソドックスな気もしますねえ。楽しく軽く読めるけど、お気に入りにするには、もうちょっとなにか、欲しい気がします…。あ、でも、クラゲおたくっていう、たいていの人が「そんなんいねーよ」って思うところが、実は作者自身がそうだったってのが強みですね。月海のくらげ語りにもリアリティがあって、そこがこのお話のよいところな気がする。
んでも絵がちょっと苦手かも…どうも彼が大学生には見えぬし…おっさんがおっさんに見えん…とか、そのへんが。

ところで、
全然別ジャンルのオタクが集まって、話ははずむのかねぇ。オタク共通の心理が人を結び付けるんでしょうか?それとも共通のコンプレックスがあるからかねえ。でもどうなんですかね、コンプレックスがあるから鉄道を好きになるのかっていったら違う気がする(鉄道、は例ね。尼ーズだとあと三国志とかね)…あ、「鉄道が好きで、一方いわゆる女の子らしいものには興味を抱けない自分」にコンプレックスがあるってことかね。んでこの「○○が好きで」ってとこは同じジャンルのみんなで楽しみつつ、後半のとこを尼寺のみなさんとわけあうって感じですか。

でもなんか最近のオタクは、となりの801ちゃん的な、一見ふつー女子だったり、ときには素敵女子っぽい人さえもいて、みたいなイメージがあるんですが…あえて従来のオタク女子的な感じを追求?それとも今でも大多数はこんなですかね?まぁあっしは狭く浅くって感じで、オタクにもなれないんですがね…。あとまやや様のテンションにはついていける気がしない…ちょっと苦手。

なくなったお母さんの思い出を胸に、海月ドレス作りに没頭する二人ってのはいいんですが、天水館を買い取る金策とか言われると、なんだかリアリティなくて。フリマで500円のクラゲぬいぐるみ何個売ろうが、どんだけかわいいクラゲドレス作ろうが…て思っちゃう。十年単位の取り組みなら、ネットで人気爆発!とかで多少売れるとかもありかもしれませんが、そんなに期限もない上に、3おくえんくらいいるって言ってたよね…?お父さんにそれくらい貸してっていってたよね…?うーん、あのBL漫画が超爆発的人気になるくらいしか、1年2年で3億円稼げる可能性はない気が…。ま、多分、買わなくてもどうにかなるんだろうけど。それか、買えなくてあまーず達は出て行かなければならなくなるんだけど、月海はくらげデザイナーになり、千恵子さんは裁縫とか、他にもそれぞれすごい特技があって、自立していきまーすみたいな話になるんだろーか??