水の時計

水の時計 (角川文庫)

水の時計 (角川文庫)

なにやら初野さんの「退出ゲーム」が少々気になりますので、とりあえず、文庫で出ているこの本から。
前々から本屋さんでよく見かけていたものの、設定的にメルヘンな感じというか、少女に夢見てる系なのかな、あんま興味ないかな〜って、思ってました。
まあでも、これの前の作品も横溝正史ミステリ大賞候補で、これで大賞とってるんだから、ミステリ的にすごいんだろう、と、思い、購入。
今半分過ぎたあたりかなー。
意外とこの葉月さんという少女の出番は(今のところ)少なく、メルヘンメルヘンした感じでも全然ありませんでした。
しかし私はそんなに好きじゃないなこれ。
1話目がなんのミステリでもなく、葉月が言ってたように執事さんの説明が長い。んでもって、「主人公は辛い過去のせいで悪ぶっていたりするけど、実はほんとは優しい子なんだよ」っていうのが、あからさますぎ。
親猫を亡くしてヨロヨロしてる子猫ちゃんを連れて帰ってミルク飲ませるって、もうなしだろそのエピソード。。。しかも「ミルク」て。暴走族の幹部がミルク。牛乳でよくないすか。
そんなわけでいまひとつ入り込めないんですが、後半分読んでみまーす。