地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

日記のタイトル「ナスへ…」は、この「地球へ…」から来てるんですよ。
というどうでもいい情報はさておき、栃木からの帰り、2、3巻を読みました。
面白かった。
トォニィとマツカの存在が特に物語を面白くしたように思います。
でも、ちょっと時間軸が読み取りにくかった。
キースの年齢からのみ読めるって感じで。
例えばミュウの説明のときに、ミュウは150年でこれだけ増えた云々とあったので
長生きできるといってもミュウは最高でも150才くらいなのかーと思ってたら
ソルジャーは3世紀生きたとあったりして、??となってしまった。
一通りしか読んでないから私が読めてないだけかもしれないけど。
そんでもって、色々疑問なところもチラホラあるんだけど
それはまた別に書くとして、最後はあれでいいとは思えなーいー。
ネタバレなんで隠しますが
ジョミーはミュウの命運を背負った長なわけで、そんな人が、明らかに自分を殺そうとしてる
マザーのとこに一人で行って(キースはいましたが)、一人で無謀な戦いをしてよかったとは思えない。
んでキースはマザーを壊して、そしてその裏にあったもうひとつのコンピューターをも止めてしまうわけですが
それは、マザー以上の存在ってのはコンピューターなんかじゃない、とか
よりよいコンピューターだから大丈夫のように思えても、またやがてコンピューターによる支配が起こってしまうだろう、とか、
機械に支配されて生きるのであってはならない、ってことだろうと思うんですが
それはなんのためかというと、人が生きるためではないんですかねえ。
マザー以上の存在、といわれてキースが考えたのはサムとかシロエとかのことで
彼らは母親の記憶を大事にしていて(サムは狂気の末ですが)
キースは人間が機械に支配されずに生きなければと最後は思ったのかなと思ったんですが
そんでコンピューターを壊したことによってあっという間にマグマが噴火して地球は火の海、人は生きられないってんじゃ
だめじゃんというか…命あってのモノダネというか…
機械に統制されたとはいっても人はそれぞれ生きているので、統制されて生きるくらいなら死んだほうがましだと、思わないのは
今統制されてるからかもしれないけど、そうじゃなくてもやっぱり生きていたい人はいっぱいいると思うし
今まで機械に支配されて、そんでまた、支配者に、機械をとりあげられて命を奪われたら、やり切れないと思うんだけど…
最後人間がフィシスの手をとって女神と呼んでいて、だからミュウと人間は近づいたんだろうけどもさ
そこで死んだら悲しいと思うんだけど。
システムが壊れても人間とミュウと両方死んだら意味なくない?
エピローグは
地球は(人間の住むところとしては?)滅びた、でも、宇宙の色々なところで生まれた人々の中には
地球に思慕を抱く人がいて、それで、その思いによって出会う人々もいて
その中には、一生懸命生きたジョミーやキースやフィシスやブルーの記憶を持つ者がいて(ジョミーとフィシスだったのかな?)
二人は出会って、一緒に生きていける…みたいな感じだったけども
なんというか…
あの場で死んでしまった人に、未来はちゃんとそうなるから大丈夫、だから今は皆死んでしまおう、といって、納得するだろか。
うーん。