さよならドビュッシー 中山七里

★ミステリーの感想なので直接的ではありませんがネタバレあります★

さよならドビュッシー

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さよならドビュッシー (宝島社文庫)

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さよならドビュッシー 上巻

さよならドビュッシー 上巻

さよならドビュッシー 下巻

さよならドビュッシー 下巻

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遙は資産家の家に育ちピアニストをめざしております。
最近、仲の良い従妹ルシアが災害で家族を亡くし、一緒に住むことになりました。
そんなある日、家が大火事になり!
と初っぱなから大展開のお話です。
設定盛り過ぎでは・・・な探偵、
劇的すぎるピアノスキルの回復っぷり、
家族が何人も死んで自分が殺されそうになっているにしては
ほとんどそれについて語らない主人公、
悪役っぷりがあからさますぎるクラスメイトなど、
ちょっとなーと思うところもいろいろ。
説明ズラズラなところもあるしもうちょっとコンパクトだといいかも。
そしてミステリーというよりは7割ぐらい音楽小説かな。
ピアノの曲がいろいろ出てくるのでこれだなーと思い浮かべながら読むといいかと。
私は「月の光」のところでうっかり「アラベスク」浮かべちゃってましたが。あとから修正。
ミステリーとしては容疑者候補がほとんどいないというところが面白いかと思います。
まあ意外性はないかもしれないけど。続編が出てるということでちょっと惑わされたかな。
  
私も最近思ったんですがAmazonレビューにもあるこれ、ややこしいですよね・・・。
私がうろ覚えでちょっと名前違うのかなと思ってたんだけど、同じ名前なのね。
二つの賞があるというのは分かってたけど、名前はどうにかした方がよかったと思う・・・。

このミステリーがすごい!大賞」は「このミステリーがすごい!」の大賞作品ではないということです。
紛らわしいですよねこれ…。