魔法 クリストファー・プリースト

魔法 (ハヤカワ文庫FT)

魔法 (ハヤカワ文庫FT)

ネタバレちょっとあり?かもです。
 
  
  
  
  
前半の、フランスを旅しながらのラブストーリーは、町の描写とか好きな人は好きかも。私はあまり風景描写とかじっくり読めないのでささ・・・と進む。
そっからいきなり「私は不可視」とかいう話が始まる5章が楽しい。見える見えないの話は事実なのか、自分を見えなくできるのか、他人を自分を見ることのできないようにできるのか、見えたという記憶は都合を付けるために自分が作ったモノなのか?可視、不可視、意識、記憶。ふむふむー。
グラマーという単語を魅する力と見えなくする力だっけ?という意味で使ってるんだけど、やっぱ日本語にルビふってあると自然じゃないので、英語で読むのがより楽しいんだろうなあ。ふつーに考えると見せる力が魅せる力なのに、見えなくする力が魅する力?それって不可視人にとって、ということだったっけ?あの言葉は誰が使っていたのだっけ。
ラストの章でまた1個テーマが大きくなったようで、難しくなった。けどなんかラストだけなんかいきなし違うような気がする。。。っていうにはもうちょっと考えてみないといけないかしら。