君がいなくても平気 石持浅海

君がいなくても平気 (光文社文庫)

君がいなくても平気 (光文社文庫)

今回の肝はそこではないということかミステリーの大筋は結構分かりやすくしてある感じだけど実はそうではなくXXが!って展開だったりしてと思ったけどそんなことはなかった。
石持作品に慣れてきたので、もう登場人物の心理に共感できない!とか思ったりしない。。。今回の人は、解説にあるように好感度はないんだけど、まだ分からんでもない気もするし。「ひょっとしたら自分は冷酷な人間なのかもしれない」とかいって今気づいたように言ってるけどそんなこと悩むほど情のある人間だったのか!and今までそう思ったことはなかったのか!というちょっとした驚きはあったけど。まあでも逆にそこが現実的かもと思ったりして。
海浜幕張の会社の開発チームでの殺人事件のお話で、チームメンバーの住む場所が蘇我、新浦安、本八幡船橋法典、稲毛海岸となにやらときめきよりも現実味のある場所で。
京葉線武蔵野線ユーザーにお勧めです。