木洩れ日に泳ぐ魚 恩田陸

木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)

木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)

久々に恩田陸さんー。
空気の温度とか湿度とかも感じられるような描写がやはりいいですねー。
そして、途中で結構大きな真相も明らかになっちゃったりして、
今回はわりと「で・・・結局・・・何?」ていうフラストレーションがすくなさそう・・・!
とワクワク進んでいったけど、肝心な最後の「こうだったのかもしれない」ていうやつが、あんまありそうな気がしなくて、また少々モヨモヨとなった・・・
けどその二人が話をしていくなかでの気持ちというか、見え方の変化というか、のところもおもしろかったので、わりとあたりな作品な気がします。
表紙が蛙の卵みたいでちょっとこわい・・・