阪急電車 有川浩

阪急電車

阪急電車

阪急電車 (幻冬舎文庫)

阪急電車 (幻冬舎文庫)

阪急電車に乗る人たちのお話の短編集。駅の名前が短編のタイトルになっています。えーと、今津線、ですね。
私は西宮北口周辺に行ったことあるぐらいで今津線に乗ったことってないですけど、駅の構内や周辺の様子とか車窓からの景色とか具体的に描写されているので、今津線使ってるよって人は、電車に乗りながら読むと楽しそうです。
お話は、有川さんらしい感じ。
そんなにテンションぐぁーっと上がる!とかっていう作品ではないので、私は待ち時間にちょこちょこ読んでたけど、それがほど良い感じでした。
登場人物で誰が好きかと考えてみると…うーん…えっちゃんかなぁ。
そういえば映画の予告の映像見たら中谷美紀のドレスが「花嫁衣装にも見える白いドレス」というよりは「花嫁衣装にしか見えないドレス」で、ティアラも電車に乗るところからつけてて、私の中のイメージと結構違いました…。あれなら、電車に乗り合わせた暴力男と女子大生のカップルが揉めることもなさそうだけど…。
解説は児玉清さんで、児玉さんはすごい読書家だったときくのでさぞや名文なのかと思いきや、意外とそうでもないなと、この解説読んだ限りでは思いました。えーと、同じものに同じ形容を繰り返し使ってたりしてるあたりでちょっと読みにくかったです。
さてそろそろ図書館シリーズ文庫も読んでみようかな…って言ってる間にどんどこ新刊が出るよねえ。精力的だ…。