マドンナ・ヴェルデ〜娘のために産むこと〜 1

松坂慶子の演技がなんか苦手な気もするんだけど、「理恵ちゃん理恵ちゃん」「理恵ちゃんのお母さんよ〜」ていう台詞のベタベタした感じとか、ホルモンを投与して若返る女っぽい感じとか、リアルっちゃリアルな気もするなぁ。
理恵のお母さんに対する愛想のなさも、親子っぽいっちゃ親子っぽい。
最初の「お母さんが娘の子供を産むなんてありえないでしょう!?」ていうところから代理母を決意するところまで実際はもっと色々あるんだろうけど、まあ、6回完結だから進まないとね。
理恵の夫の伸一郎さんとやらがえらくドライというか、「理恵がそんなに子供を欲しがっていたとは意外でしたが、まあ、欲しいようなので、それでお義母さんも代理母をつとめることを了承してくださるということのようですので、よろしくおねがいします…」みたいな、理恵の気持ちも法的問題も自分たちの家族像もまるで他人事みたいな感じがこわいっす。夫が海外で別居婚でも、毎日逐一連絡取り合わないでもいいし、理性的に話し合える相手ってのもいいと思うけど、自分の子供とか自分の家族の話であるって感じが全然しなくてこわーい。
あと長塚京三の「ちょっと空気読めないけど率直な人で逆に気持ちいかも」と思おうとしてもちょっとカバーしきれない無神経な感じのあの役はなんだろう。新鮮だ。これもリアルといえばリアル。
さてさて今後どうなるのか。引き続き見ます。