同窓会〜ラブ・アゲイン症候群 最終回

このタイトル、何度見ても笑えます。つぼです。かなしいときには思い出そうラブ・アゲイン症候群。
感想。ひとことでいうと、ああそうですか、と。
 
いやぁ、つまらなかった。つまらなかったというか、魅力がなかった。
三上博史がこんなに久々に出演しているんだからさぞや面白い脚本であろうと期待して早幾月。
今までのところまったく面白くないが三上博史がこんなに久々に出演しているんだからここからラストにかけてなにかすごいものがあるに違いないと期待し続けて数週間。
なんもなかった。
2ヶ月も3ヶ月もやるような話でないと思いました。2時間…3時間くらいのドラマに凝縮したら面白いと思えたかも。連続ドラマだったら初回と最終回見れば充分て感じ。毎回、ながら見のなかでもかなりながら度の高い感じで見ていて、なのでざっくりと流れがわかる程度にしか見ていないのだけど、それでよかったとしか思えない…。「ちゃんと見てないから面白いところを逃したんだよ!」という可能性もありますがどうもそう思えない。
可能性があるとすれば、完全に見逃した初回と2回目。ええ、きっと、この2回の間に相当重要な情報が盛り込まれていたに違いありませんね。
いちばんわからんかった、「黒木瞳高橋克典はなんでそんなに惹かれあっているのか」を説明してくれるような何かが、この2回にあったのでしょう。まず二人がどうしても同級生に見えないのですがそこは目をつぶるとして。お互い家庭を持つ二人ではありますが、フィクションの世界なので、それっぽいことをなにか感じさせてくれれば、ええい現実的問題はこの際おいておいてとにかく応援してしまうわこういうのも素敵だわみたいなのもアリだと思うんですが、黒木さんの魅力、高橋さんの魅力、そして二人でいるときの特別感とか、そういうのが何も感じられなくて、なんでそこまでという感じでポカーンとしてしまって。黒木さんはまだ現実からの逃避願望でアクセルかかってるのかなぁという感じですが、高橋さんは逃避要素もなさそうだし。なんか全然浮気なんてしてませんよみたいな感じが、黒木さんより一層こわいわ。
んで応援したくならない理由としては魅力がわからんというのともう一個、全然我慢しないよねえ黒木さん。なんか会うたびに、もう会わないつもりだったのにとかさらっとさよならするつもりだったのに的なことを言ってますが、最初のころ、メール来ないかなー電話来ないかなーって電話をガン見してたのくらいが我慢で、あとは、会わないと言いながら電話で呼び出し、会わないと言いながらごみすて場から電話で告白、会わないと言いながら張り込み中の高橋さんに会いに行く(そして隙ができた高橋さんは刺される)、もう来ないと言いながら翌日も高橋さん入院中の病院に会いに行って駆け落ち…。どうせ会うとしてももうちょいタメがほしいのよね。
でもあれかもしれませんね、フィクションならではの夢の世界でなく、リアルさを追求してるのかもね。かっこ悪いし迷惑かけるし何がいいんだか周りにはさっぱりわからないけどなんだか止まらない、みたいな。ああ素敵な二人、じゃなくて、ああ駄目な二人、でも共感できるっていう方向ですかね。
あといいところは…うーん、三上博史も、ああこんな役やりそうって感じで、で、ラストこうなるんでしょって感じで、何の驚きもなかったしなあ…そうだ、斎藤由貴がなんだかぽってりしてスタイルも現実感あふれる感じになってましたが、なかなか魅力的だったと思いますな。
あとは…あとは…ああ、吹越さんが途中からなんだかはじけまくってて面白かった。さっと物陰に隠れる、なんてとこも、シュタッ!!!て忍者みたくなってたり。一人テンションすごかったなぁ。なんだったんだろうあれは。やけっぱち?見どころつくろうとしてくれてたのかしら?
そんな感じです。