緋色の囁き

緋色の囁き (講談社文庫)

うーん　なんかまだちょっと浅い感じがするなあ・・・。結構期待してたんだけどそれほど面白くなかったです。
それぞれのお嬢のそれぞれの事情とか面白そうなんだけども一通り設定説明して終わりて感じで、へー、みたいな。お嬢の親分的なキャラがいるんだけどそれもなんかあっさりと・・・だしなあ。もうちょい濃厚にしてほしいな。
解説は津原泰水さん。中学生の時「津原やすみ」名義の少女小説読んでたから、こうやってまた出会うとなんか懐かしいといいますか不思議な感じです。津原やすみさんの小説は、同じレーベルから出てる作品たち（ページの上半分くらいしか文章がなくて、「トクン・・・☆」「ドキン・・・！」みたいなの）と比べてえらくさっぱりしてて好きだったのよね。あとがきもきゃぴきゃぴしてなくてね。地味っちゃ地味なんだけど。まだ津原泰水名義の本は読んでないんだよな。いつか読もう。