花咲ける青少年

花咲ける青少年 (第1巻) (白泉社文庫)

花咲ける青少年 (第1巻) (白泉社文庫)

花咲ける青少年 (第2巻) (白泉社文庫)

花咲ける青少年 (第2巻) (白泉社文庫)

花咲ける青少年 (第3巻) (白泉社文庫)

花咲ける青少年 (第3巻) (白泉社文庫)

花咲ける青少年 (第4巻) (白泉社文庫)

花咲ける青少年 (第4巻) (白泉社文庫)

花咲ける青少年 (第5巻) (白泉社文庫)

花咲ける青少年 (第5巻) (白泉社文庫)

花咲ける青少年 6―愛蔵版 (花とゆめCOMICSスペシャル)

花咲ける青少年 6―愛蔵版 (花とゆめCOMICSスペシャル)

2巻しか絵がないとはこれ如何に…。白泉社文庫版で読んでいたけど6巻だけたまたま本屋になくて愛蔵版にしました。
タイトルがあまり好きでなくて読んでいなかったのだけど、読んでみたらとても楽しかったです。
あ、ネタバレありです。
超お金持ちで超頭が良くって超運動神経がいい超イケメンに囲まれてしまう平凡な普通の女の子の私☆みたいな漫画だと、よっぽど主人公がうまいこと設定されてないと「どんだけご都合主義な展開なの」とか「こんな子のどこがよくて?キィッ」とかなってしまうことがありますが、これはもう、そういう世界もあるんだー。あるかもなぁ。はー。ってことで、完全別世界として楽しめます。あるところにはある。はい。
一応われわれ庶民との架け橋として、日本のふつーの女子高生、由依ちゃんが出てくるんですけど、これどっかで本筋に絡んでくるのかと思いきやまったく絡んでこず拍子抜けでした。花鹿登場シーンのインパクトのためと、庶民とか富豪とか気にせず友達になれる花鹿、の魅力を描くためのものだったのかな。アメリカの花鹿のうちに行くとき、自分でバイトして旅費作っててちゃんとした子でよかったけどね。
寅之助が全然一回も活躍しなかったのが残念だったなぁ。別に寅之助が好きだったわけではないんだけど、一度でいいからいいところあげればいいのに、って思いました。
イケメンズの中では立人とユージィンが好きでしたわ。顔が好きだしね・・・。カールは3人の婚約者の1人なのに、1人だけ存在感薄すぎな気が…。
話は、クインザの存在がお話を面白くしていたなーと思いました。
花鹿が勘当してもらうという展開は彼女らしいなと思ったけど、そのあとすぐ寅之助に旅費貸して〜とやっていたのはちょっと幻滅。。。まぁ結局花鹿はお姫様なのでこれもありといえばありなんですが、ちょっとバランス崩れちゃったかなと。
ラストはやはり立人と、で。2人の幸せは島で過ごしたあの日々に、というのはわかるけど、これから2人がずっと無人島で2人で暮らしていきますといわれるとなんだか想像がつかない。まぁ、この話の続きがあるとしたら、やっぱり外から色んな力が干渉してきて、どっかの跡継ぎになるとかならないとか色々波乱万丈になってしまうの、という感じなんだろうなぁと思うのだけど。