っポイ!

っポイ! (24) (花とゆめCOMICS)

っポイ! (24) (花とゆめCOMICS)

なんとなく、買っちゃった。
もう、どんだけの話があって、どれとどれを読んで、どこまで本を買ったか、全然わかんなかったので、本屋にあった中の最新刊を買いました。現時点でのほんとの最新刊は26巻らしいですね。
24巻は受験直前から受験日までの話。忘れないように書いておくと(というのは背表紙とか見ても「青春グラフィティー!」とか書いてあるだけでどの話が入っているかわかんない上に表紙も毎回似たテイストでますますわかんないから)、同級生の金井君が駅前で歌うたってて・・・才能とか夢とか仕事とかの話⇒受験直前で勉強したいけどなんやかんやで集中できねーって話と⇒あ、それとつながってたかもしれないけど、自分が頼りすぎてて万里が自分の勉強できないから家出してイカレポンチ・・・えーと本名なんだっけ、ごめんイカレポンチ・・・の家に押しかけ数学の天才にしろと要求⇒受験当日、この前助けた赤ん坊のお兄ちゃんから鉛筆もらって、受験上へダッシュ→わかんないとこは鉛筆転がしで埋め埋め、受験終了!までですな。
本誌では今春休みらしいので、物語の中では、うーん、どれくらいだろう、今よりも1ヶ月くらい前??そんくらいの話だと思うんですが、巻末作者の後書き的なページで、今年はZEROのⅧかなんかを書きます、という言葉があり、「ん??ZEROってもう結構前に最終巻出たよねえ」と思って奥付を確認したらところ、なんと2004年発売・・・。5年前・・・。この時点で同級生で「私も高校受験だよ!がんばろう!」って思ってた子はいま成人式くらいかな?高校受験どころか次の大学受験とか専門学校受験とか就職活動とかも経験しちゃってますな。そして連載開始時に同い年くらいだった私は、すでに万里の父ちゃんの方が年近い・・・。ルールルー。もうちょいしたら連載20周年だな・・・。すでに主人公の年齢よりも長いわ。
この巻では珍しくというかようやくというか平ちゃんが勉強しております。が、直前(てほんと1週間前とかね)にいくらがんばったといっても、それで地区のトップの進学校(万里が行くからにはそうなんだよねえ)に受かっちゃったゾ☆ってのは都合よすぎでは・・・。と思うんだけどね・・・。まぁ中学時代は平ちゃん以上に勉強してないかも知れん上、高校受験を経験してないんで、あれこれいえないんだけども。。しかし、これも十数年前の話なんで記憶が定かでないけど・・・小島とかめっちゃ勉強で追い詰められてなかったっけ。まぁ小島は小島で結構悪いこと(なんだっけ)してたからこういうのも何なんだけど、なんかこれで受かるんだったら真面目にコツコツやってた子が浮かばれないよーな。って、そんなの、現実世界でもよくあることだけなんだけどさ。落ちた子が勉強してなくて受かった子の方ががんばってたってわけじゃないんだけど。万里だって努力でできるやつというよりは何でもやってみたら人並み以上にできちゃう系だし。しかしなんか、ちょっと、なー、て。まぁ簡単に言うとすべてを手に入れてるっぽくて少々妬ましいって感じでしょうか。悪いことはなんもしてないんだけどね。ほとんど落ちるってのわかってて受験してるわけですし。なので、いいんだけども、そんな平が、現実的にすごくキツい問題に直面してる人たちにまっすぐできれいな言葉を投げつける系の話を読むとモヤモヤってするんです。
んで「そんなんで受かるわけないだろー!」への対策として、「1.イカレポンチの数学指導(ただし3日間程度)」+「2.苦手な英語は、万里のヤマが大当たり」+「3.占いのラッキーアイテムの 『兄弟』がくれた鉛筆のご利益」が一応用意されております、と。もう3だけでいいじゃんて感じだけど。3日で数学がどうにかなるなら私もイカレポンチに教えてほしい。ところでほんとに名前なんだっけ。そしてさらに恐ろしい2。「英語はこれが出るからこれだけ覚えてそのまま書いて」って、英作文の問題3問まるっと当てる万里。こわすぎです。これで食べていけそう。
ま、それはさておいて・・・やまざきさんの漫画は、女の人が描いているにしてはめずらしく、男の子たちの会話の方が女の子たちの会話よりそれっぽい気がするんだよな。といっても中学男子の会話とかよく知らないんだけど。なんか女の子たちの会話はこれであってるのかって感じ。なんとなーくリアルじゃない気がするんだよね。。。そして肝心のヒナにあんまり魅力を感じられず共感もできない・・・っていうか、うーん、ヒナの考え反対!とかではなく、ヒナが一番リアリティないっていうか・・・。キャラだと、24巻では、平のお父さんがかっこよくて好きです。出番数コマですけど。