月光

いろんな立場の、性格の、考えのキャラがそれぞれちゃんと描かれてて、よいよね。
絵もこの話の絵、好きだなぁ。目がおっきくてかわいい。
光の世界、闇の世界、異世界、王、とかの解釈、説明がこれで整合性あるのかどうかよくわからんけど…。
カマス、サバ、エービーは、魳、鯖、海老ってことでいいんでしょうか??
でもその他はそんなに魚シリーズじゃない…よね?
サヨリだっけ?すごい蓮川君な人がいて、この子が出ると、パラレル漫画みたいな気分になってしまうわ。
藤美は、一人でどんどん行動できちゃうキャラ、とのことですが、なにせ最初の、東京での藤美ってちょっとしか描かれてないから、それほど感じない…けど、まあ、一人でライブチケットとって行っちゃったり、とか、夜中に行きなり外出てったり、とかで、アクティブではあるよね。でも、フラワー・デストロイヤー(だっけ?)とか「魔法使いの娘」の主人公なんかはもっと、なんというか、もっと逞しい感じっていうか、ズケズケものが言えたりもする子なので(あと逆にもっと天然で強い感じの子とかはいるけど)、それに比べると、藤美ちゃんは素直で可愛い感じがあって、なんか、ナスさんの作品の主人公としては新鮮でした。。
ラストのページは好きだな。でもやっぱし、藤美そのものの個性がそれ程わからなかったから、部屋見て、こんな人だっけな?ってちょっと思ったけど。
惜しいなーと思うのが、壮大なシーンとかの、画力…とかいって、素人が画力とかいう言葉を使うのはあんま好きじゃないけど、その後の説明台詞読まないとイマイチわかんなかったりとか…。なーんか、ここ、もっと、おっきなシーンなんだろなぁってところがあったので、それが勿体無いなぁと思いました。
実際、異世界であなたが王様でーすって言われたらどうでしょうねえ。この世界で一般人として生活するのと、異世界で王様になるのと。どうだろう。ま、異世界ってひとくくりでは言えないだろうけど。
登場人物は割と誰も好きでしたけども、やっぱ、タレ目だし、エービーだな。
カイトは素直で可愛いと思ってたけど、程度問題っていうか、やっぱ、無理だなと。思いました。藤美にマーカー気軽に渡しちゃって、その後、死人とか出てるじゃん。で、そのときはガーンってなってたけど、その後はすーっかり忘れてるっぽいんだよな。マーカー取り戻しにいったときにエービー大怪我してるけど、それも藤美と過ごしてるうちにすっきり忘れてたっぽいし。なんかあまりにも素直すぎってか、藤美が王様だといわれればバンザイ、藤美が帰りたいといえば「帰ろう!」、やっぱ俺も東京行こうかな?などなど…まあ、それもありだろうけど。トライアンドエラーだけど。本人的にはいいと思うんだけど、なんだかなぁ。
そんなこんなでダラダラ思いついたことの一部を書きました。