ザ・マジックアワー

ちょっと前に見に行きました。
うーん やっぱねー わたしの中でのベストは「ラヂオの時間」ですな。
マジックアワーは有頂天ぐらいかな?うーん、有頂天よりはマジックアワーのほうが好きかな?多分そうです。

とかいってね、面白いんですよ。マジックアワー。
面白いし、有頂天のときも思ったんだけど、お客さんがいっぱい入っててね、いろんな年代の人たちがいて、みんなが、この映画が上映されるのを楽しみにしてて、「おお、みられるぞ」って、期待して映画館に来て、好きなとこで大笑い小笑いして、っていうのが、すごくいいなーと。映画館って感じ、エンターテイメントって感じです。ラヂオのほうが好きな理由は、ラヂオは、笑いが収まる前に次の笑いが来て、おなかが痛くなるくらい、「ちょっと待って、息吸うから」って感じの笑いどころ、が、あった、気がするんです。で、マジックアワーは、笑いどころはいっぱいあるんだけど、自分的には(的にはとかいっちゃいました)単発の笑いがいっぱいある、って感じなんです。重なって二乗三乗っていうのではなくて。いわゆる天丼的なとこはあるんですけども、んーなんだろう、一個笑って、次のに笑って、って一個一個笑える感じです。
あと、セットが豪華すぎるというか。そして今回は綺麗すぎる気がしまして。自分の中では港町、ハードボイルド、というと、ちょっと裏寂れたというか薄汚れたというかそういう印象があるのですが、今回の舞台はもっと綺麗でかわいい感じ、うーん、ハウステンボスみたいな感じで、「まるでセットのような町並み」では確かにあるのですが、ちょっと「セット感」がありすぎかなぁと。。。HPとか見て、これだけのセットを作り上げたってことには、すごいなあと思うし、感動するんですけど、なんというか、こんな立派なセットなくても面白いと思うなあっていう感想もあります。
 
話と人の感想は、ネタばれになってしまうかもしれないので隠しまーす。
話は、ラストはベタ中のベタって感じですけど、よかった!と思いました。
やっぱし、場面場面では佐藤さんのやりすぎ演技で笑えましたけど、本人は自分の夢とか存在意義をかけて一生懸命やっているのに、だまされているというのが、ちょっと悲しいなあとずっと思っておりまして。なので、「ラッシュはいつあがるの?」「ラッシュはないから!」みたいな毎回の笑いどころも、ちょっと笑えなかったりしたので。最後、爽快なシーンがあって、ほんとよかったよかった、と。
 
人は、浅野和之さんに惚れました♪ラスト超かっこいい!それまで全然気にしてなかったので、ラストで「先生!」っていわれたときも「何の先生だ???さっきの会計係の人戻ってきたの?」とか思っちゃったくらいなんですが、あの殺し屋の姿がかっこよくて、トキメキトキメキです。
そんで会計係の市村萬次郎さんも素敵でしたわー。ペラペラペラペラ会計情報が口から出てくるところがほんと機械みたいで、すごい、面白い存在感で。
あと寺島進さんもいいよねー。かっこいいしかわいいし面白いしで言うことなしです。
あとあとチョイ役のバンビのシーンも面白かった。
それからー柳澤慎一さんのあの台詞、すごく力があったなぁ。
佐藤浩市さんはかっこいいのに、この映画でみたらちょっと暑苦しい風貌に見えるのがすごいね。
深津絵里さんは、魔性っぷりが私にはいまひとつわからなかったのですが…歌うまいなーと思いました。あとから歌入れなおしてるのかと思ったら、演技しながらの歌をそのまま使っているとのことで、ますますすごいなと。エンディングの歌も深津さんなんですねー。