お伽話がきこえる

お伽話がきこえる 第1巻 (白泉社文庫 や 7-3)

お伽話がきこえる 第1巻 (白泉社文庫 や 7-3)

終了〜。
やはし昔の絵のほうが好きだったなあ。。
表紙よりは中身、でもこのお話よりももっと前の頃の、繊細な絵柄が好きだった。。。
そして私この話の最後よくわからんのよね。
千沙は、国を捨てて、民を逃がして、みんな生きる道を選んだ、って感じなんだけど
それだったら、わざわざ逃げないで降伏したらよかったんじゃないかなと思うんだけど
それではだめなの?
ま、旦那さんは国主だから、普通は、降伏して旦那さんの首をとられるのがやだった、とか
あるかもしんないけど、その辺、この話の甘さだったら、お父さんにお願いしたら命は助けてくれそうだし。
逃げることの意味がよくわかんなかった。。民は鉱山の技術持ってるから殺されないでしょ?
結局、人員補充の際にごまかしてもとの住民を戻す、とかいうんなら、
国が安土の勢力に入った状態で住民は暮らすわけだから、
降伏でいいんじゃん、と思ってしまうんだけど。。。なんなんだろう。
そこまでして、安土に、鉱山の技術を伝えたくなかった、とも思えないし。。。
そもそもなんで加賀が安土に下らなかったかというと
前加賀がピンチだったときに、
国の人たちが命をかけて加賀を守ったからでしたよね。
んで今加賀を放棄しちゃうのは一清的にはOKなんか。
でも安土に降伏するのはだめなんか。
なんかそこらへんの判断基準がよくわからんかった。
 
あとは、個人的には、きえことかえこと両方ってのはウーム。。。て感じ。
そこまでセットにせんでも、かえこは浩美ちゃん、きえこは誰か加賀の人とかと
それぞれ、って感じがよかったなーなんて。
  
それから一姫が安土に行くとき、その辺の子に
前加賀って国があって、山では金がとれて、とか説明したら
そんな話きいたこともない!て反応だったけど
たかが15年くらい前の話だよねえ。
お父さんとかお母さんとかにきいてないんかね。とふと疑問に思いましたのさ。
あと、一清が
離散した国の人たちのためにかけまわっているうちに軍師として名を上げ・・・
とありましたけど、百姓の落ち着き先探しててなぜ軍師として活躍するのか・・・
これまたよくわかりませんでしたが「なりゆきで…」とありましたから
なりゆきなんでしょうな。。。
 
ま、普通だったら「そんな上手くいくかよ」っていうのを
ちゃんとつっこみながら、それでもそんなことがある、思うままに行動していいんだ、っていうお話だから
色々細かいとこ突っ込むのはよくないんだよなぁとも思いつつ
しかしそれだからこそ線引きはちゃんとしないとグダグダにもなっちゃうよなーとか
とりとめもなく思いますです
 
色々言ったけど好きな漫画です。