パフューム

本を読んでも読んでも忘れていくパッパラパーな私です。
この本も、読んだなーってことは覚えてるんだけど、展開なんてほっとんど忘れてました。
ただ、印象は覚えてて、映画を見ても、うん、こんな印象だった、と思いました。
面白かったー!とか言っちゃうと、大量殺人犯なので、ちょっとなぁ、て思ってしまうんだけど
善悪とか関係なく、ただ嗅覚のままに行動しているという…なんか動物みたいな人。
語り口もなんか淡々としてんのよね。結構すんごい展開なんだけど。ラストも。
映画のラストもそんな感じでしたね。
 
凡庸な嗅覚を持つ我々は、あの映像、映像、映像から、自分の匂いの記憶を思い出して、見てるんだよね。
でもグルヌイユの感じているものって、きっと、それとは全然違うんだろうねえ。