狂言

今日は狂言をみました。今日だけに狂言。ぷぷっ。   はい、すみません。
演目は2つ、「蚊相撲」と「月見座頭」。
予習は不要、とのことでしたので、ムの状態でのぞみます。
まず、蚊相撲
独特の節回しの台詞の聞き取りにちょっと戸惑いつつも、話もオチもわかりやすく、
入門としていいお話にあたったと思われます。面白かった。
登場人物「蚊の精」ってのがすごいよなー。プーンって。ぷぷっ。
相撲の前に舞台の端っこで面に蚊のクチバシつけてもらってるとこもおもしろかった。
狂言てクロコの人も堂々と存在してるなあ。見えない人なんですって感じで。
次、月見座頭。
上京に住んでる男と下京にすんでる盲目のザトウが河原でしたっけ?で
偶然出会いまして一緒にお月見をするのです。
うたを詠んだり舞を舞ったりお酒を飲んだり。
うたを詠みますっつって
上京「あまのはら ふりさけみれば かすがなる・・・」
ザトウ「では私も。きりぎりす。なくやしもよの さむしろに・・・」
上京「おいおい パクリではないか」
ザトウ「そなたこそ パクリではないか」
2人「あっはっはっはっは」
みたいな笑いどころもあり。いい感じなのです。
そして2人は腰を上げ、お別れ。上京の男は上京に、ザトウは下京に。
さて、この時点で狂言といえば蚊相撲しか知らないので、この話も
楽しくてオチのある話だと思って見ているわけです。
あれ?帰っちゃうの??オチは??とハテナってると
上京が振り向きます。
おっ、来たな。と期待していると
なんと上京、ザトウに再び近寄り、突然杖をとりあげてザトウをグルグル回転させて放置、という暴挙に。
おーい。上京??何してんのあんた????
ザトウは方向感覚を狂わされ、杖を探してうろうろ。漸く杖を探し当ててかえって行きます・・・
fin。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
ポカーンとするcharaok。
なんぞや。
今の結末は。
上京ーーーーーー。あんた何???
私が何かオチを見落としているのか??と思いましたが、どうやら、そのままの結末なのです、よね。
何なんだこの話???
謎です。上京ー。ザトウー。
 
ということでちょっと悶々としつつも、狂言なんて中々見る機会ありませんでしたので、よかったです。
ザトウ・・・。
家帰れたかな・・・。