木曜組曲、読み終わりました。そしてもう一度読み始めました。
おもしろい。
ごはんやお酒の描写とか
女同士の、仲良しベースの中にちょっとピリピリトゲトゲ、鬱屈が顔を出すところ、
それぞれの性格の描写(それもAから見たBとCから見たB、とか、
Cから見たDと、CとDの関係を見てるFとか、色んな角度からのやつ)などなど
楽しみどころ満載。
これまで読んだことのある恩田さんの本の中では
やはりこれが一番好きだなあ。
 
でも、ペダンティックで退廃的で上品で、と文章をべた褒めされてる時子がよく口にしていたという
木曜が好き云々のフレーズはちょっと甘すぎ、酔いすぎな感じがして
時子さんの小説は私には合わないのかもな・・・と思いました。
  
しかし、始めて読んだときもとても面白いと思ったくせに
こんなにきれいサッパリ忘れている自分にカンパイ。
 
解説はなにやら不思議日本語(係り結びがおかしかったり)頻出でイライラしました。
 
映画も見たいなあ。出演者が素敵。