痺れる 沼田まほかる

痺れる (光文社文庫)

痺れる (光文社文庫)

痺れる

痺れる

以前から著者名が気になっていたけれども、インパクト強すぎて逆に警戒心も沸き、まほかるべきかまほからざるべきか・・・と迷いながら保留にしていたのだけど、最近また本屋で見たときに、直木賞の候補にもなっていた(よね?)よなーとか、最近豊崎由美さんがどれかの本をほめていたのを見かけたなーとか思い出して、ついにまほかってみました♪まほかり女子。でも初めてなのでまずは短編集でお試しです。
こう、「ああ、こういうときってこう感じるよね!」っていう、誰もがなんとなく感じていることが言葉になってる系のリアルさってあるけど、そっち方向じゃなくて、「うわ、この人ここでそう思うんだ、そうするんだ」っていう、自分とは違ってることで、その人だからこそそうするってことがあるんだろうなあという感じのリアルさかなー。
それとか、「こうあるべきかあるべきではないかっていったらあるべきではないんだろうけど実際はそうあっている」って感じのいやなリアルさとかね。
なんか愛?情?エロ??などが、あらららそっちいっちゃいますかーみたいな話が多いかな。
「沼毛虫」「テンガロンハット(オチがちょっとかわいそうなんだけど)」「普通じゃない(標語のところでなんか吹き出してしまった)」、「クモキリソウ」が好きかなー。
「エトワール」に、エトワールローズが登場してた。