鴉 麻耶雄嵩

鴉 (幻冬舎文庫)

鴉 (幻冬舎文庫)

550ページぐらいもあるんですが、
なにやら主人公の過去ストーリーもそれほど語られず
謎の村の謎のしきたりやら力関係やら沢山の村人やらがいろいろ出てきて
死人も出るんだけれどもまあそれほど感情移入もしてない人物なのでそんなに印象も強くなく
面白くなくないんだけど何がこの話の肝なんかなーと思いながら進んでいくと
あらっ、と。
それで、ほほーなるほどねあれはそのあれだったのねと面白いんですが。
なんかあれはあれであれはあれでしたっていうのはどうなんだろう?といろいろ無理がある気がしまして。
私の読み方に問題があるのかしら?もう一度じっくり確認すべき?
いやいやでもまずそれは無理あるだろというところはあるわけでして。
そこまでしてその設定必要かなーという気もしまして。欲張りすぎというか。
あとあの人どうしても登場させる必要あるのっていうのもあって。
作者にとっては思い入れがあるのかもしれないが私にとってはない、
が、思い入れ以前に出さないと作者が不便なのか。
まあ名探偵がいなかったら話は解決しないか・・・
でもそれまでに名探偵を話に馴染ませるという前段階が・・・
いやでも「外人」なんだからいいのか・・・うーんうーん・・・