ミステリーセラー

Mystery Seller (新潮文庫)

Mystery Seller (新潮文庫)

失くしたお守り 麻耶雄嵩

わぁなんだこれ。きもちわるーい。こう来るのかぁ。
久しぶりに麻耶雄嵩さんのほかの作品も読んでみたくなりました♪

4分間では短すぎる 有栖川有栖

アリスさんが偶然耳にした電話の会話(というか会話の片方)からその状況を推理しようぜ♪という「九マイルでは遠すぎる」ゲームあるいは「ジャケット背広スーツ」ゲーム、というお話でした。
が、「論理的である」というルールはあるようなのだけど、そんなんほんといくらでも想定できるわけで。条件が緩すぎるからあまり興味がわかず。そうかもしれないけどそうじゃないかもしれないじゃん?という思いが常にあり、その会話を聞いているだけで楽しいっ♪というところにもいけなかった。で、その着地点はちょっと違った意外なところにあるわけだけど。うーん。ちゃんともう一回読んでパーツごとにわけて考えていったらすげーってなれるかもしれない。かも。
でもそれよりも「九マイルでは遠すぎる」のほうはどれぐらい面白くて納得感があるのか読んでみたいなと思いました。
 
途中「ここから松本清張の『点と線』のネタバレするから知りたくない人は次の章の頭まで移動して!」というおっそろしい指令があって。「いや次の章の頭って何ページよ・・・文章の切れ目探して進んでいったら嫌でもチョイチョイ文字が目に入ってネタバレるでしょう・・・」とドッキドキLOVEメール。しかし幸い私は近視なので、裸眼で本を目から離せば「文字が印刷してあることは分かるが何の文字かは分からない」という最適環境を実現でき、うまいこと次の章の頭への移動に成功しました♪