相当しばらくぶりに

ぶさいくまちゃんが誕生しました。
ぶさいくまちゃんは、私が「かわいいくまさん作ろう!」と念じながら作成するくまさんのことです。
久々だからまた一層ぶさいくまちゃんになっているだろうと考え、まずは失敗しても心理的ダメージの少ないフェルトで作ってみることにしました。ふふふ。普通のフェルトの2倍以上の厚みのある、手触りのいいフェルトがありましたので使ってみました。ふふふ。
間違いでした。
厚みとか要りませんでした。
ただでさえ小さめ熊は、中表に袋状に縫ったパーツを裏表ひっくり返すところが一番のストレスポイントです。「テディベア作り☆てもっとメルヘンな世界なのでは?」と思いながらグニニニとグイグイとひっくり返します。(私はね…)それが分厚い布で作ったからますます困難になりました。
表に返したら中に綿をつめて返し口をチクチクと縫い綴じていくのですが、私の場合明らかに「ここはあとで綴じたね!」という雰囲気に仕上がるので、できるだけ返し口は小さくしたいのです。しかし今回は型紙以上に大きく返し口を開ける羽目になりました。手足や背中がワイルドな感じになりました。
頭部分で3枚の布を縫い合わせてるところなんて、分厚すぎて、刺繍しようとしたら針が抜けなくなりました。がんばって抜いたら折れました。
ばかばかばか。自分のお・ば・か・サ・ン。コツン☆ もっとペラいフェルトも持ってたのに…。
そんなこんなで困難を乗り越え力技で作成したぶさいくまちゃんですが、フェルトの大きさが足りなかったので今回2色熊になっております。しかしこれがなんだか、見ようによっては、ノースリーブの熊の着ぐるみ着てる人みたいになってます。ここもぶさいくまちゃんポイントです。
あとはやっぱり毛です。毛が大切です。毛の生えた生地なら全てを包み込んで隠してくれる…いや全ては無理だけど縫い目関係はほぼなんとかなるので、精神衛生上非常によいです。なんか今回ぶさいくまじゃなくない?普通にかわいくまじゃない?みたいな気分になれます。次回はやはり毛の生えた熊を作ろうと思います。
まぁなんだかんだいって自作したのですから自作なりの愛情があります。とりあえず「これかわいくない?」とかわいい前提で問いかけてみました。「かわいいよ。でもなんかいじわるそうな顔してるね」Oh…かわいくないと言われるよりもちょっとショックです。自作の熊が意地悪な顔をしているのは何故か。それは自分が……No! 「…そうだね……いじわるっていうか…………そう、利かん気なんだよね。まだ小さくて男の子だからやんちゃ盛りでね!」そういうことになりました。しました。いじわるではないです。きっと。
色々丸く収めるのに便利そうな、くまさん用のカーディガンとかの編み図もありますが、猛暑の折、編み物してる場合じゃございません。秋に気が向けば…