借りぐらしのアリエッティ

  • 個人的にもともと虫が苦手なうえ、最近数年ぶりにGと遭遇して怯えて暮らすこの頃なので、振り向けばGが肩に手をかけようとしていたり、走ってたらバッタさんが一緒に飛び跳ねてお花をおねだりしてきたり、団子虫さんが手にじゃれついてきたりという数々のシーンがホラーでした。前半半分くらいGのこと考えてたもの…
  • 割とあっさりした内容だったよーな。とりあえずハルさんが悪者、みたいな。原作知らないけど、1時間半くらいにまとめるとこんな感じになるのかな。
  • 人間に見られたら引越ししなくてはならないというのは、ハルさんみたいに人間が危害を加えてくるからだよね。でも今回の場合はもう人間とは完全に出会ってしまって、いろいろあったけどせっかく翔といい関係になってきたので、で、貞子さんは小人大好きっぽかったし、だから翔が貞子さんにちゃんとお話して、貞子さんがハルさんに小人にいじわるしないように言って、小人さんドールハウスあげますって言って、仲良くすれば、済んだ話のよーな。新しくおうち探すとまたいつ危害を加えられるかわからないから余計危険なような。
  • アリエッティの髪型と衣装が2パターン楽しめるのはよいですな。髪おろしてるのもかわいい。「借り」バージョンはブーツ履いて足音大きくなっちゃったりワンピも目立つ色だけど、まあ、勝負服だよね。乙女心だよね。でも人間に見られたら新しく家を探さなきゃっていうほんとにシビアな状況だったらご両親がもっと厳しく止めそうだけど。まぁ、かわいいんだから、そこはいいかって思いました。
  • ジブリ映画は半分くらい背景目当てに観に行っているのだけど今回は感動薄め。静止画っぽいというか。アリエッティが壁の蔦?をのぼってお庭を見渡すところとか、風が吹いてすごく気持ちよさそうなシーンなんだけど、そこで庭の植物がサワサワ揺れる感じとかがなくてちょっと残念でした。
  • 別に人間を日本人にしなくてもいい気がしましたが何故に?庭の灯篭以外、和洋折衷のよさというほどの和な感じもあまりなかった気が。和も好きだけどイギリスのおうちとかお庭とか見たかった。
  • 小人仲間ではスピラーの風体がアリエッティ一家とあまりに違うのも何やら違和感。なんか国も気候も暮らしぶりも全然違いそうな、何百年も前に別れた同族との再会みたいな感じで。そりゃもっと野外っぽい暮らしの人もいてもいいんだろうけど、そうすっと「借りぐらしの一族」っていうのはどこいっちゃったのかなっていう。どっちかというと狩りぐらしみたいな感じだったから。→追記:人間と共存?する借りぐらしから、自分で獲物を狩って暮らす狩りぐらしへと移行、もしくはそういうスタイルも取り入れていく必要がある、というお話でしょうか?
  • 小人の暮らしのときめきどころとしては、お茶注ぐときの、とぷん、て感じが一番でした。あとパンを切り分けるところもよかったな。新しい家に向かう途中の食事もおいしそうだったなぁ。
  • アリエッティのお父さん三浦友和さんだったのか。最初見逃して誰だろう誰だろうと思ってたの。なかなか素敵ですね
  • まち針(といっても小人さんからしたら剣サイズ)をスカートにぶっ挿した状態で壁を登ったり飛び降りたりというアクティブさにハラハラしました。
  • いやでも小人さん仲間が見つかってよかったよねえ。同種族は自分一人って相当な状況だもんね。不安だよね。ハリウッド映画になりそう。
  • カラスはなぜあんなに攻撃的だったのでしょう
  • 「借り」といってるけど返してないじゃんどろぼーじゃんという意見をよく見ますが、まあ「借り」ではないかもしれませんが泥棒というのともなんとなく違うよーな。ざっくり言うと、違う動物なんだから「泥棒だから悪い」とかいう段階の話ではないよーな。でも小人さんは人間と同じように考えたり感じたりするようだし善悪の感じも近いっぽいんで、「泥棒している」ではなく「借りている」といって正当化したい気持ちはそれはそれでわかるしそれでいいんじゃないかなーとか思ったりもして…書き始めると長くなりそうですな…とりあえず今日はそれだけで終わりまーす