Real Clothes 10

Real Clothes 10 (クイーンズコミックス)

うーん　やっぱこのノリ自体が苦手かも。過剰に大騒ぎというか。

最初の、ボスと歩いてるときにボスの元カノと同僚が実は付き合っててデートしてるとこに鉢合わせ、というシーンで主人公がパニクって妄想炸裂してるとこからして、４ページぐらいの間に何回「ハッ」としてんだ！とイライラくるし、いちいちガーン！だのガン！だのって大げさにショック受けるのが読んでて疲れる。同僚の口から被服費って単語が出てきただけでなにをそんなに驚くことがあるでしょうか。百貨店なんて常に皆様の被服費食費光熱費その他もろもろのご予算との戦いだと思われるのですが。女としての戦略だかなんだかという別の同僚の言葉にも衝撃受けてたけど、子供の体調不良で急に仕事を抜けられるのは仕事的にはちょっと困ることもあるが将来逆に自分が子育てする立場になるときのことを考えて協力するっつーことで、要するにお互い様ということで、よくある考えだと思うのだけど。まぁそれだけでなく健康のためにジムに行くとかちゃんとデートとかもしてるとか諸々将来のこと考えて行動しているんだな、それにくらべて仕事しかしてない自分、とかもあったんだろうけども、まるで生まれて初めてそんな考えの人、そんな行動の人を知った！かのような感じが疲れる。
あと岡さんのお洒落センスが若い時のまま止まってるという話だったけど、35つったら若干私より年上ではあるけどピンクハウス世代ではないよーな気が…するんですが…もうちょっとだけ上じゃないですかね。んで主人公のお洒落レベルが上がってるようにも見えないのになんだかすでにお洒落界の人間かのような上から目線も気になりました。
あと何かと、主人公の心の中の声が、この主人公の考えというよりも作者の言いたいことそのままって感じに見えるのよね。。。

ボスのニコへの言葉のとこは良いなと思いました。