ちはやふる

おお、もう9巻がでるんですな。

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)

ちはやふる(9) (BE LOVE KC)

ちはやふる(9) (BE LOVE KC)

面白くて勢いもあるけど細かいとこが雑な気がします。
順不同だけど例えば…あ 長い 隠します

  • かるた部とテニス部の顧問を兼任してる先生。かるた部のやる気やかるたの面白さに気付いたのはうれしいことだけど、自分が育て上げたテニス部のインターハイはどうなった?あの時点ではかるた部の引率は他の先生に任せてテニス部の大会に行くべきだったかと。テニス部にはテニス部なりの大事なストーリーがあるはず。
  • 両親。姉の記事だけじゃなくてちゃんと千早の記事もスクラップしてコメントまで書いてくれてるのに、千早が優勝した当日に報告してるのを聴く素振りが全くないってどういうこと?あとで盛り上げるために不自然に落としてる気がする。
  • 服は全部姉のお下がりといいながら、小学校時代、スカート履かないでパンツばっかりってのはどういうこと?あと身長違うからそもそもボトムスはお下がりもらえないよね。まぁお姉ちゃんが買ってくれてるのかもだけど。
  • かなちゃんに出会ったときに歌の意味教えて教えて!ってノート持ってって友達になったのに、いつまでもあんまし歌の意味覚えてないっぽいのはどういうこと?特に「ふじのたかねにゆきはふりつつ」なんてかなりイメージしやすい方の歌だと思うんだけど。いやあの場面的に富士山の絵がバーンて来た方がいいんだろうし、千早とは違うかなちゃんのやり方があって千早もそれに感銘受けたり影響受けたりってことを描きたいんだろうけど、そこでわざわざ本見て確認とか無理があると思うし、その、前に描いたかなちゃんとのなれそめはなんだったんだって気になる。
  • クイーンと対決して速さと、あと暗記が課題だってわかってたはずなのに、原田先生に暗記をしっかりしろと言われて意味わかんないってどういうこと?
  • 意外な弱点って書いてあったけど全然意外じゃない。ていうか、千早の耳のよさって「ふ」のFを聞き取れるとかそういうのだったはずが、「む」と「う」だっけ?あれの聞き取りで間違って突撃しちゃうっていうのはありなの?ま、「感じのよさ」の方が「耳のよさ」より先に出ちゃった例かもしんないけど、決まり字の前で突撃とかの方があのときのエピソードとしてはよかったんでは。感じのよさが諸刃の剣はわかるけどあれじゃ耳のよさが諸刃の剣の例にはならないよね。つか「感じのよさ」というのは「耳のよさ」と連動しているわけではないのかな。耳がいいから初動が早いということではなくて、これだと思ったらぱっと動けるということが感じのよさってことなんかな。よくわからん。
  • 最近も、周防名人はなんと一字決まりを聞き分けられる!みたいな展開で、でも机君がちゃんと分析してくれて、千早も一字決まりの聞き分けこれだけできてるよって教えてくれて、そうか!みたいなことになってたけど、前からある程度出来てるって話出てるでしょうが、とイライラしてしまうよ。。まぁ周防さんはFとかSとかの音だけじゃなくて読み手の読み方の癖とか、次に続く言葉やその句の意味からの抑揚の変化とかも意識してそうだけども。

かなちゃんのキャラクターとか、太一と肉まんくんの関係とか面白いし、主人公の千早についても、単なる愛されキャラじゃなくて周りが色々叱ってくれてるのもいいし、読んでて感動もしてるんだけどね。例えば富士の高値に〜のところで富士山の絵がどーんと来て、かなちゃんが富士山に引き寄せられてすっと取れちゃった、みたいなとこでも、まんまとぐっと来たりとかしてるんだけど、でも待てよって思わされてしまうんだよね。。。感動シーン作るために整合性がないがしろにされているというか。前に描いたこと忘れてるんじゃないのみたいな。そんななので、しのぶちゃんとかるたの関係もちょっと後付けじゃないのーとか邪推してしまったりするよ。いやまだ最新の展開は読めてないけどね。
しかし机君とか千早とかいつまでも「意味で理解する」かなちゃんってすげーみたいなこといってるけど、意味全然考えずに100個覚えるのもそれはそれですっごい難しそうだ。。。