Another

装丁気合入ってますね。きれい。サムネイルよりも実際に見たほうがいい感じ。

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ホラーと書いてあるんで、どんな恐ろしい描写が!!と思ってたけど(購入したのに1ページしか読めなかった「殺人鬼」の記憶が…)大丈夫な範囲でよかった。
雰囲気も楽しめるし登場人物も魅力的で推理小説的な部分もあり、おもしろかったです。
おもしろかったけど新しい代表作!とか600ページ越す大作!というほど重い感じはしない。まぁ主人公の語り口のせいかもしれないけど。最初らへん300ページくらいはもっと短く、さくっとまとめられそうな感じもしたり。知らぬは主人公ばかりなり、で、読んでるほうにはなんとなくわかってるような内容だったので。
でも読んでて楽しいんで、分量あっても、いいっちゃいいんですけど。
さて、恐ろしいのは…↓ネタバレ
これ今年のが止まっただけで、別に呪い自体が終わったわけではないんだよね?そうすると、来年以降のを止めるには、鳴や榊原君が毎回…しかないのかな??
しかし一年が過ぎると当事者たちの記憶も薄れていくとは言っても、客観的にデータだけ見てもおびえるには十分だよね?実態を知らなくても引っ越して逃げようという人たちがいてもおかしくない気がするんだけど。あの人もどうしてわざわざこの地域で働こうとしたのか…。その辺警戒できないことも含めての呪いなの??でもそしたら3年3組だけの呪いじゃないよね…。
あとインドの父ちゃんはそれほど本題には絡みませんでしたね。
タイトルはThe OtherとかThe Othersと並べられるような感じの本にしたかった、みたいなことがあとがきに書いてありましたが(書名も内容も激しくうろ覚えです、間違っていたらごめんなさい!)Anotherでぴたっと嵌っているのかなこの内容???英語の感じはわからないのでなんともいえないっちゃいえないんですが、なんかちょっと違う言葉のが嵌りそうな気がして…。