ガラスの仮面 44

さあ 恐ろしいほど順調なペースで発行されたガラかめ44巻です。
話が…進んでいます!
しかしその分、聖さんの変装任務とか真澄の白目嫉妬とかはなくて(ふつーに焦るのはアリ)、笑いどころは少なめ。
ストーリーの進行と笑い、自分がどちらをより求めているのか、ちょっとわからなくなってきました…。

ガラスの仮面 44 ふたりの阿古夜 3 (花とゆめCOMICS)

ガラスの仮面 44 ふたりの阿古夜 3 (花とゆめCOMICS)

さてさて物語も佳境ということなのかな〜。どこがラストかわかんないけど。
紅天女については、一番ありそうなのはやっぱ「マヤが紅天女に!」なのかなぁ。次が「ダブルキャスト」?その次が…「キャスト発表直前で月影先生が帰らぬ人に!『紅天女』は女優たちの永遠の憧れに!」みたいな?「亜弓さんだけが選ばれる」はやはりないのかなぁ…あとは「両方だめで月影先生は新たな才能を探して旅に出る…」なんつってね。そんなことになったらみんな怒るか。どうなるんだろうなぁ。
以下順不同ネタバレです。
 
 

  • 源三さんさぁ、いいんだけどさぁ、若干、ウザいkamo…。見開き2ページで3回も「千草さま…!」は言いすぎ。あと常に赤面もやめてほしい。梅の谷のときは、演技はできるわ語りはできるわ鼓かなんかも打っちゃったりしてすげー芸達者!と感心していたのだけど。
  • 「こ、こいつら〜」だけなんかノリ違わない??気になっちゃった。そんでこの阿古夜と一真のイチャイチャシーンの次ページでレッスン終わって白目のマヤのシーンなのがちょっとおもしろかった。
  • 亜弓パパママ受賞であからさまに妬む周りの人に違和感。亜弓さんがいるところでは言わない、ぐらいの地位はすでに確立されているはず…ちとご都合主義的に見えました。普段も、マヤや亜弓の演技を見てみんながいっせいに同じような感想を口にするところに不自然さを感じるけど、まぁそれが面白いとこでもあるし「それだけ伝わる演技ってことだね…」と思おうとしてるのですけども。あと周りの台詞で入りきらんと思うといきなりモノローグで説明しちゃうとこもちょっと残念だけど(今回の巻だと、月影先生が見ているときの亜弓さんの演技の内容とか)。まぁね、そのへんは、いいっちゃいいんですよ。でも今回の、亜弓さんは七光りでいいわね云々はちょっとやりすぎだろーって。ヒソヒソ言われてるのを聞いちゃったぐらいがよろしいんではないでしょーか。
  • ベランダでパパとママに乾杯する亜弓ちゃんがすごいかわいい!
  • 真澄様秘書の台詞に☆が!
  • 亜弓あれだけ世間で人気だったら、そのライバルのマヤもいくらなんでももうちょっと取り上げられるはずだと思うけどね。テレビには出なくなったといっても、無名の役者じゃないんだから。大河に出てたときは家電のCMにも採用されたりして結構人気だったし、舞台でも芸術祭の大賞だっけ、立派な賞もとってるし、亜弓とダブルキャストで姫川歌子と共演したヘレンケラーの話とか、話題のネタはいくらでもあるのに。そしてマヤちゃんは今いくらくらい収入と貯金あるのかしら。おじさんにパフェおごるくらいのお小遣いはあるのよなんていってたけど、結構大きい公演の主役とかやってるからそれなりにお金持ってるとおもうんだけども。
  • なにかっちゃ「マヤちゃん…」モードになって、隙あらば唇奪おうとかしちゃう桜小路君。真澄様に自分の恋の方針を発表し気合を宣言しちゃう桜小路君。まぁ…しょうがないけど…最近誰も彼も頬染めてるのが絵的に嫌だ。あと桜小路くんの眉毛をもう少し細くしてはもらえませんか。
  • 紫織さんの「夜空のしょぼい星よりも地上の夜景のが素敵ですわ〜」発言にさびしくなっちゃう真澄さん。でもさー、多分紫織さんは都会の空ばっかり見てるんだよ。そして真澄さんが星好きだってことも、マヤちゃんみたいに教えてもらってないんだよ。だからがっかりする前にまず紫織ちゃんをプラネタリウムに連れてくか田舎デートしてみてくれー。と思いました。なんかかわいそーだよ。
  • 一方マヤちゃんと会長さんは2人きりでおデート。「パフェ大好きっ子」キャラを演じる会長、どんだけ張り切ってんの。会長と真澄の好みのタイプは同じか・・・。マヤちゃんもてるなぁ。ドジで天真爛漫なおチビちゃんキャラと演技の天才のギャップで、大都芸能の会長と社長と今をときめくイケメン俳優のハートを虜にしまくり。魔性の女だな。
  • 紫織さんが真澄様の別荘に忍び込んだ上真澄様の大事なお宝のマヤヒストリーと卒業証書を捜索、そして泣きながら写真をビリビリに!いいですね〜。いや、こんなことよくないと思うけども、いっつも「文句の付け所のない婚約者」役で存在感なくて、もっとなんか描いてあげればいいのに…って思ってたので。これを見て真澄様は、もう決定的に駄目だ、と思うのかな、それとも、そこまで俺のことを…この人を悲しませてはいけない、結婚しよう、かな?それともそれとも、怒って→喧嘩して→ちょっといい感じ?そして結婚に至るのか、はたまた「俺はマヤのことを…」で婚約解消になるのか…想像が広がりますね〜。ワクワク
  • そして亜弓さんの失明。昔一回この失明路線で話進んでて、で、やっぱりなしで…ということになって仕切りなおしたんだよね確か?それはいつの時点だっけ。梅の谷のとき?その前?わかんないけど、その展開自体がなくなったわけではなくてタイミングが早すぎたということだったのかな。事故の時点で小野寺ちゃんと診察させろよーとか、その後も何回もめまいがとか言ってるのに「でも大丈夫」って言われて小野寺言いなりってどういうこと〜とか思ってしまうんですが、でも実際はそんな感じのことありますよね…。ばあや以外にも使用人いっぱいいるんだから家に電話すればいいのにとも思いますがそれだけ不安だったってことですわね。さあこの先どうなるのか。とりあえず近場の展開としては、「形」がわからなくなって、武器の超人的な動きが封じられて、そして絶望の底で紅天女の心を掴む亜弓…!あとハミルさんとラブ、って感じでしょうか。45巻が待ち遠しいですねー。