黒衣婦人の香り

黒衣婦人の香り (創元推理文庫 108-2)

黒衣婦人の香り (創元推理文庫 108-2)

お気に入りの「黄色い部屋の謎」の続き小説です。これから謎解きが始まるところでっす☆
結構、深刻な感じっすね…。「黄色い…」もこんな雰囲気なんだっけ??前に読んだの多分ダイジェストなんだよな…。お気に入りとかいいながら…。
しかしそんな中、ルールタビーユが興奮して「黒衣婦人の香り!黒衣婦人の香り!」と叫びながら跳ね回るというシーンが、どんな叫びだよ!かなり叫びにくいよ!って、ちょっとツボに入ってしまいました。フラ語で読めば自然なのかしら…。
 
さてこのルールタビーユさんが対決するお相手なんですが、まあ悪事の天才でして、なかでもすんごい変装の才能があるんですわ。だからね、いつどこで身近な人に化けて命を狙ってくるかわからない!ってことで、ハラハラドキドキ☆なのね。
でもさーいくら天才といってもさ、変装の可能性の幅がちょっとすごすぎて。若干ついてけないのよね。
アンパンマンでいったら「天丼マン、もしくはカツ丼マン、はたまた釜飯どんがあいつかもしれない!!」とかじゃなくて、「ジャムおじさんカレーパンマン?それともかびるんるんなのっ!?」レベルでわかんないの。あだち充の漫画でいったら「上杉達也?和也?それとも高杉勇作?国見比呂かも!」じゃなくて「達也 or 孝太郎 or 原田 or 新田 or 西村 or 柏葉監督」とかなの。多分。
それぞれの人物の体の特徴とかちゃんと覚えてないけど年齢もバラバラだしそんなに似た人間ばかり集まっているわけでもないだろうし・・・手足が超長い人!とかって特徴的な人もいるのだけどその人かどうかもわからない、らしい。昨日今日知り合った人たち、というわけでもなく、同じテーブルでみんなでごはんを食べているときでさえ「この中にあいつがいる!」と感じても誰がそれだかわからない。同じ身体でも姿勢や服や歩き方などなどで印象は変えられるんだろうけども、いくらなんでもちょっとそりゃないだろーって感じなんですが。さてどうなることやら。たのしみです。