トライアングル

やっぱマルスケなのねー。まぁ他にもういないもんね。おっさんかと思いきや小学生だったあきもとくんでしたってわけにもいかないだろうし。はーい。
しかしいきなり最終回で、実はこれこれの恨みが…!と初耳の話を出されてもなぁ。金田一少年の事件簿かっつーの。
あとさちえちゃん殺しを認めた決め手が「中畑のカードのことを知っていたから」ってのも弱くない?「犯人だから中畑のカードのことを知っていた」ともいえるけど「犯人じゃないから原だか中畑だかよく覚えてなくて間違っちゃっただけ」とも言えそう。。中畑のカードが世界で一枚しかないものならともかく。なんか貴重品とかいうフリがあったんでしたっけ?もしあったらごめんなさい。。。
やってるときもよくわからんかったけど、終わってみても、何を見せたいドラマだったのかいまいちわからんのよね。とりあえず豪華キャストを見せたかったのはわかるけど。犯人マルスケかなーってのは何回か前に「マルスケさえも無闇に疑っちゃったけど違いましたー。」てとこで「で、実は、ってやつね」と思って、当たったわけだけど、別に、ちゃんとした謎ときものだったわけでもなかった、よね?さちえちゃん殺害事件の犯人は誰か?という謎を中心に

  • 周りの人々もそれぞれ心に傷を負って生きてきたこと
  • みんな30代になっちゃったけど小学校のころと変わってないよね
  • さちがさちえじゃなくて自分自身として生きていくこと(亡くなってしまったけど)
  • 郷田も過去の事件から解放されて自分の人生を歩み始めること(志摩野-幸兄弟が自分と間違って/自分をかばって亡くなってしまったという新たな悲しみも増えましたが)
  • 黒木の警察官としての生き方

とか、その辺いろいろの物語、なの、だろうな、と、思うんだけど、暗いだけで薄いんだよね。通り一遍の台詞や反応というか。。。悪い意味で台詞っぽい台詞っていうか。
今回も、黒木が丸山のことを呼び捨てにしたり、なんていうのかなー、完全に単なる犯人としての扱いみたいに切り替わってる感じに違和感を覚えたりしました。まあ、「人を信じられなくなりそうですよ」とかの台詞はあったけど。もっと葛藤がありそうじゃない?脚本だけの問題なのか演技が足りないのかわかんないけど。
さちとさちえのお母さんも、前はさちとさちえを同一視するほどだったのに、今はえらく落ち着いて受け止めちゃって。それは幸がそうさせてくれたのかもしんないけど、それにしてもなぁ。みたいな。元旦那さんのとこで働いていた人が横領の罪を着せられた(でいいのかな?とりあえず丸山の主張では濡れ衣)ために自殺していた、その恨みから娘を殺害された、25年後に、その犯人を捜す中で、養女も殺されてしまったんだよね?まあ、もう最終回だからショックで寝込む時間もないけどさぁ。
さちえちゃん殺害については時効になってしまったうえ、新藤は殺される、えーと谷原章介さんの役は殺人犯に、幸とお兄さんも殺される、さちえちゃん殺害の犯人丸山は新たに2人の殺人の罪を犯したというやりきれないお話でした。あ、あと郷田の両親とお兄さんも丸山の放火による火事で死亡だから、5人か。
まあそんなこんなで不満いっぱいの中、小日向さんはすげーなと思いました。すごい、いろんな顔に見える。マルスケのときは垂れ目のかわいい顔に見えるし、殺人犯丸山のときは鼻筋の通ったシャープな顔に見えたりして。見ごたえ十分。
稲垣さんはどうもバリエーションが少ない感じが、今回のドラマではしました。役柄的にも振幅大きいものではなかったとはいえ。なんというか、ニュアンスがあんまりない感じというか。怒ってたら「怒ってる顔」、驚いたら「驚いてる顔」で、それ自体はあってるんだけど、はっとさせられる微妙さがないというか。。好き勝手言ってますが。でもお父さんに手帳のこと話したときの笑顔はすごい息子らしいかわいい笑顔でこれはよかったと思いました。
郷田も何がいけないのかわからんけどなんか…魅力ない。それは25年前の事件があって人間を信じられなくなったからだよといわれてしまえばそれまでなんだけど。
あきもとくんは最後まで生き残れてよかったね。
そんでトライアングルは何がトライアングルだったの?郷田、黒木、丸山でいいのかな。なんかでも3人の連携って感じもあんましなかったけどな。ま、いっか。
結論、ん〜、こひなたさん、たにはらさん、ささきさんの演技が見られてよかったです。