夏の名残の薔薇

夏の名残りの薔薇 (文春文庫)

夏の名残りの薔薇 (文春文庫)

いつもの。って感じでした。
でも最後に、書評っていうか恩田陸評?と
恩田陸インタビューが載ってたので、そこが買いですね。
クリスティーの小説では「終わりなき夜に生まれつく」が好き、と書いてあって
ちょっとうれしかった。おそろい♪タイトルも素敵だよねー。
でもさ
このインタビューを読んで、自分が、恩田さんの本だと初期の作品の方が好きな理由と
これからもそうだろうなってことが、よーく感じられました。
私は結末が開いたお話より、一応閉じてるものの方が好きなのですわ。
ドラマの「高校教師」のラストもあんまり好きじゃないし・・・。
一応、その話はこう閉じます、っていうのは、作者から出してほしい。
それでも、魅力的な本だったら、読者はその話の向こうをどんどん想像できると思うし。
もしこうじゃなかったら…も想像してしまうと思うし。
そのラストの意味を考える、とかだったらわかるけど、ラスト自体が??って感じなのは
なーんか責任放棄って感じちゃうんだよな。。
 
途中から、自分の好きなものを自分でやればいいんだってわかった、的な言葉がありましたが
(不確実でごめんなさい…)
うーーーーーーーん。それはどうだろう?って思うよ…。
だってあからさまに、「あー、好きなんだねこういうの…。はいはい」って感じなんだもん
なんかまだ自己満足で終わってるというか…
あれでしょ、理瀬ちゃんが出てきたようなやつでしょ。あれどうかと思う。
 
ともあれ、これだけいっぱい本を書いているのに年間200冊も本読んでるって、
毎日のスケジュールを教えてほしいわ…どうなってんの。
この前本屋さんで『桜庭一樹読書日記 少年になり、本を買うのだ。』をパラ見したんだけど
この人も鬼のように本を読んでるっぽいんだよな〜。