乞食の子

乞食の子〔文庫版〕 (小学館文庫)

乞食の子〔文庫版〕 (小学館文庫)

この状況でよく耐えられたなぁ…というよりは、選択肢がないんだもんね。
耐えるか、なんとかする、それしかないんだよね。
どうしようもないとしても自分だったらその境遇を呪ってしまうと思うけど
曲がらず、家族を大事に思って、努力できるのがすごいですなぁ…
ということで、とても立派な人なんだけども
ひとつは、長男という立場で、文句を言ってる暇があったら
家族を養わなければならないって現実があるかもしれないですな。
もひとつは、お姉さんがいること。
あとは、こんなん言ったらいけないかもしれないけど
もう、愛さないとやってけない、ていうのもあるかもしれないですね。
 
しかし…
息子さんが恨んでないというのに人の親のことをあれこれ言うのはなんだけど
家族全員がちゃんとご飯を食べることのできない状況で
10人とか子供をつくってしまうのはどうかと私は思いました…
避妊という概念は一般的ではなかったといっても
どこの家でも10人も12人も子供をつくっていたのでしょうか(すいません確認してないんでけども)。
そこはお父さんがなんとかするべきではなかったのでしょうか…