漸く文庫になったので購入。

黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)

黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)

黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)

黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)

屋久島には行った事があるので
その記憶と照らしながら読めたのは楽しかったです。
しかし
恩田さんの
寄宿舎学校シリーズというか、なんと呼べばいいかわかりませんが
それはちょっと鼻につく感じがしてあまり好きではないのですが
その登場人物がここにも入り込んできていたのですね。。。
うーん。
どうなんだろ、
入れないでいいじゃん!という強い気持ちでもないんですが・・・
でもそんな強烈な物語性のある人をわざわざ引っ張ってこなくても
これはこれでいけた気もするし。
うん、やっぱり、彼女を出してこなくて良かったと思います。
作者の自己満足という気がする。
まあ、これだけ読んでも話が通るのは通るんだからいいんだろうけど
その裏にすんごい思い入れこめられてもなあ。という気がします。
楽しみどころは
1.それぞれのそれぞれに対する観察、評価、思い
2.4人の交わす会話の面白さ
3.ちょこちょこ挿入される小さな謎とその解決
4.あともう一個大きめの謎
5.屋久島描写(Y島とされてますが)
ってとこでしょうか。
あっしは1を楽しみました。