虚貌 雫井脩介

虚貌

虚貌

今日も雫井脩介
この人の決め手はなんだろうなぁ。
筋はオーソドックスだし・・・どんでん返しはあってもどんでん返し返しはない感じ。
台詞回しにやられる!とかでもないんだけど、読んじゃうんだよね。
もっとも、あまり台詞に凝っているものって、何作か読むとおなかいっぱいになってしまう。
さりげないユーモアとかも同じさりげなさが続くと却って気になったり。
そういう点では、癖がなくて飽きにくいかもしれないなあこの人は。
昨日の「火の粉」は、ちょっと、力の入れ具合を変えると、海外小説にありそうな感じになりそう。