超能力の巻
手のひらに5円だの10円だの1円だのをのっけていました。
「…いける」
という気がしました。
念じました。
ふわっと浮きました。
「…あ、意外と普通にできるものだなあ。いけると思ったらいけるよ」
周りの人に見せると、
「あたしもできるよー」
などと言われ、結構普通のことであることに気づいたのでした。
 
修学旅行の巻
佐賀県に行っていました。
S君が、米屋さんで大量のお米を買っていました。
また、他の集団も、500gずつぐらいに小分けされたお米を大量に買っていました。
何のために?ときくと、誰かに対するいやがらせだといっていました。
さて、一通り買い物をして、休憩所にみんながあつまってきました。
Kさんが、今日何時にホテルに帰ることにするか、みんなに問いかけていました。
わたしは、お財布をなくしたのではないかと鞄を探していて、うわのそらでした。
みんな、あまり話をきいていませんでした。
わたしは、できれば遅いほうが、近くの親戚の家を見に行けていいなあなんて思っていました。
財布が見つかりました。
さてKさんはみんなに呆れたのか、明日の旅程で同じコースをたどる高校はどこだろう?なんていっています。
私は旅行のしおりを出して、調べてあげました。
すると、Kさんは星のくびかざりを荷物のなかから探し始めました。
このくびかざりは、他校との友情をしめすものです。
旅行中一緒になる高校のカラーの星を、旅行のリーダーがくびから下げることになってます。
でも今探しても、使わないので、私は、笑い混じりに
「明日さがせよ〜」
っていいました。
すると、Kの後ろにいた女の子(仮にMとします)が
ちょっとキッとした目で私を見ました。
Mは
「大体Hさん(わたし)は、以前、わたしのいったことに腹を立てて応援団を一度やめたのに
また戻ってきてなんたらかんたら、
それに前、私が好きな感じの布を気に入らないとかいってIさんんにあげてたでしょう」
といいました。
わたしは
「それはわたしとあなたの話で、今それをここでやってもみんなの時間をとってしまう。
その話をあなたがしたいんだったら旅館でもバスの中でもいつでもいいからやろうよ」
といいました。
そこで唐突に終わり。
まあ、なんなんだって話なんですが、かなり覚えていたので書いときます。