町を歩いていると、髪の長い女の子が、アンケート用紙を差し出してきました。
何かの宗教の人でした。
私は「結構です」と言って彼女をふりきって走り出しました。
すると彼女は、「なんで話も聞いてくれないのよー!!」と言って、
すごい形相ですごいスピードで追いかけてきたのです。
激しい雨が降ってきました。
長い間逃げて、やっとうちに帰り着きました。
ドアを開けて、飛び込みます。
すると、お風呂のドアのドアノブが、壊されているのです。
留守中に誰かが入ったようです。
振り向くと、玄関のドアのドアノブも、壊されています。
鍵がかかりにくくなっています。
怖い。
さっきの女の子がドアを開けて入ってこようとします。
むぐー!!
しかも、ドアを抑えようとする私の手を、なにか尖ったもので刺そうとしてきます。
むぐー!!!!
漸く、ドアを閉めました。
でも、絶対また来ます。
包丁。
包丁です。
ちょっと迷ったけど、仕方がありません。
包丁を持ちました。
またドアが引っ張られました。
今度はおじさんです。力があります。危険です。
【完】